私たちは、今ある環境が当たり前ではなく、様々なものに支えられていると気づけているでしょうか。

誰にも気づかれることなく、裏で仕事の段取りをしてくれたり、職場を奇麗にしてくれている人がいたとしたら、その行為の尊さに心から感謝したくなります。私たちはその事に気づいたり、想像したりすることで、自然と感謝することができるようになり、今度は自分たちがそうしようと感じるようになるのです。

感謝を伝える事は、伝えられた側はもちろん、周囲にも影響します。それぞれが嬉しかったことや助かったことを知る機会でもあり、そこから新たな気づきが生まれるかもしれません。

そして、その気づきや想像は、ものづくりにとって大変重要になってきます。商品の細部に心を砕くことができるかは、普段から細かなことに気づけているかによります。些細なことに気づける人に共に育っていきたいと考えます。